2020.7.8 (水) 線状降水帯
おなじ日に買った菊でも、その保つ日数には大きな開きがある。菊の、駄目になる形にはふたとおりがある。ひとつは、首のところから90度ほども、いきなり頭を垂れる。もうひとつは、花の中心部から外へ向けて、徐々に黒ずみが広がっていく。
駄目になった菊は、次々と処分をしていく。そうするうち、もっとも寿命の長い1輪が残る。「いまある1輪は、どれだけ保っているだろう」と考えて、小遣い帳を見る。それは果たして、昨月の15日にJR通りの「花一」で購ったものだった。梅雨寒とはいえこの時期に3週間以上も保つとは大したものだ。そして明日こそは新しい5輪を求めようと決める。
2015年9月10日、日光地方は「50年に1度の大雨」に見舞われた。そのころより「50年に1度」は耳に珍しいものではなくなった。「50年に1度の大雨」は毎年、列島のどこかしらで発生をしている。ここ数日のそれは特に、広い範囲に甚大な被害をもたらした。何十年ものあいだ丹精をし続けた農地が一瞬のうちに流される。愛着のある家や会社や生命を維持するために必要な施設を泥流が襲い、その機能を失う。人も勿論、流される。目を覆う惨状である。
「雨よ、早く止め」と祈る以外のことも人間はできる。しかし人間のできることは、あまりに小さい。
朝飯 万能葱の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、冷や奴、「日光味噌梅太郎白味噌」を練り込んだ松かさ焼き、生のトマト、メシ、胡瓜と若布の味噌汁
昼飯 2種のパン、アイスミルクコーヒー
晩飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、ポテトサラダ、焼き鮭、島豆腐と玉子とズッキーニのチャンプルー、胡瓜のぬか漬け、「渡邉佐平商店」の「純米地酒焼酎」(お湯割り)