2020.7.5 (日) 泊まりがけ
地元の勉強仲間イトーヒロミさんが、友人のドーゾノアサコさんを「汁飯香の店 隠居うわさわ」にお連れくださった。「隠居」の照明は数十年前の古色蒼然としたもので、部屋は薄暗かった。それを解決すべく採り入れたのが、ドーゾノさんのご主人が経営される「てるくにでんき」の小さなLEDである。
材木屋のコバヤシハルオさんによれば「玄関に続く6畳間、その奥の6畳間はケの部屋、庭に面した6畳間は家族にとってのハレの場、床の間が南面する8畳間は客間。部屋の格は、天井板を観れば分かる」とのことだった。その天井に傷を付けることなく、既存の照明も活かしつつの増光が実現できたのは幸運だった。
午後、事務室にて、人の視線を感じて顔を上げると、自由学園男子部36回生、つまりひとつ下の面々が僕を眺めて笑っていた。彼らのうちのひとりヒラマツシュウヘー君は小さな同窓会を企画して、ひと月ほど前から「隠居」を予約してくれていたのだ。
夕刻、泊まりがけで来た彼らを、帰省中の次男と共に旅館「熱海館」へ迎えに行く。そして計9名にて夕食のひとときを持つ。
朝飯 小泉武夫先生が「100人中103人がおいしいと言う」と自賛する焼き納豆丼、しょうがのたまり漬、胡瓜と人参のぬか漬け、若布と菠薐草の味噌汁
昼飯 「日光の庄」の盛り蕎麦
晩飯 「和光」のあれや、これや、それや。他あれこれ。麦焼酎「吉四六」(ソーダ割り)