2020.6.27 (土) ガーベラ
おととい銀座でまわった9ヶ所には鳩居堂が含まれていた。風鎮を買うためである。
「汁飯香の店 隠居うわさわ」の床の間には3月の開店以来、松竹梅の軸が掛けてある。しかしその風鎮は、そこいら辺のものを組み合わせたあり合わせのものだ。家に風鎮の無いはずはないものの、どうにも見つからなければ、いずれ整えなくてはならない。
鳩居堂の2階に提げられた風鎮のうち、もっとも気に入った一対にはもっとも高い値札が付いていた。もうひとつ、僕は不覚にも隠居の壁の色を思い出せなかった。それでは風鎮も選びようがない。更には「汁飯香の店 隠居うわさわ」が正常運転になる6月27日より、床の間には2011年から今年の春までそこにあった、今井アレクサンドルのガーベラをふたたび掛けることとしていた。
そうであれば、風鎮の購入は後日に回しても差し支えはない。僕は鳩居堂の、階段の踊り場に設けられたベンチを「まるで旧帝国ホテルの一角みたいだ」と驚き見ながら1階に降りた。
今朝は、梅雨の晴れ間を逃さないようにして、母屋の倉庫から今井アレクサンドルのガーベラを隠居に運んだ。ガーベラは多分、秋の中ごろまでは、隠居の床の間にあると思う。
朝飯 油揚げと小松菜の炊き合わせ、納豆、冷や奴、しょうがのたまり漬、胡瓜のぬか漬け、生のトマト、メシ、大根と蕪の葉の味噌汁
昼飯 冷やしつけ麺
晩飯 夏野菜の揚げびたし、胡瓜のぬか漬け、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬、「魚登久」の鰻弁当、「渡邉佐平商店」の「純米地酒焼酎」とNoilly Prat Dryの東京下町風