2020.6.14 (日) むかし書いた人がいた
「チョイト一杯のつもりで飲んで」の青島幸男による歌の文句ではないけれど、夕食の後、入浴の前後に「チョイト一瞬のつもり」で気を抜くと後悔をする羽目になる。たとえば、風呂の前にベッドカバーの上に横になって休もうとする。すると明るい部屋でそのまま寝入り、気づいたときには0時を過ぎている。あるいは風呂から出てパジャマを着る前に、やはりベッドカバーの上でひと休みをしようとし、しかし気づけば素っ裸で暗闇の中にいる。中途半端な睡眠は、断じて避けなければいけない。
圧力を以て民衆を統制しようとする国には勇ましい標語が目立つ。みずからを律するには、おなじようなものを枕元に貼る必要があるだろうか。「素っ裸は敵だ」と「横になりません、パジャマを着るまでは」の2枚を貼っておけば、いくらかは効きそうだ。
きのうの夜に粗相はなかった。それが功を奏して今朝は3時13分に目が覚めた。空には早くも明るみがあって、雲が明瞭に見えている。「それは流石に東の方のみだろう」と考えつつ視線を北へ移していく。上下に薄く、横に長いその雲は、女峰山の際までたなびいていた。「夏は夜」とむかし書いた人がいた。「夏は朝でしょう」と、僕は思う。
朝飯 だし巻き玉子、細切り人参の炒り煮、ハムとキャベツのソテー、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、しその実のたまり漬と和えた胡瓜の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、メシ、若布と茗荷の味噌汁
昼飯 「大貫屋」の味噌ラーメン
晩飯 スパゲティナポリタン、「共働学舎新得農場」のチーズ「レラ・ヘ・ミンタル」、Petit Chablis Billaud Simon 2016、San Pedro Castillo de Molina Merlot D.O.Valle del Rapel 2017、「紅谷」の大福、Old Parr(生)