2020.5.28 (木) 祈るばかり
夏のいつごろだったかは覚えていない、とにかく「今って、5時台から明るいんですね」とfacebookに上げた人がいる。「3時台から明るくなりますよ」と僕はコメントを付けた。今、太陽は、冬至のころにくらべれば驚くほど北東に寄ったところから昇る。そしてその頂点は、これから3週間ほど後に巡ってくる。晴れて鳥の啼く朝であってほしいけれど、さて、どうなるだろう。
らっきょうの収穫は、その夏至のころに重なる。むかし、台風は秋に襲来するものだった。ところがこのところは梅雨に集中豪雨の重なることが少なくない。「過去最大級」と気象予報士の言う豪雨が、毎年のように来襲するのだ。らっきょうの原材料の価格は高騰を続けるばかりだ。そんなことよりも、コロナ禍の収まる前に、市民が集団で避難せざるを得ないような災害が発生したらどうするか。すべての行政は、そのことに神経を尖らせていると思う。
有史以前より、ヒトはできることを増やしてきた。そのことによって、できないこともまた増やしてきた。洞窟から外をうかがいつつ雨水で喉を潤し、昆虫を食べて飢えを凌ぐ、などということは、もはやヒトにはできない。世の安寧を祈るばかりだ。
朝飯 納豆、たまり漬「おばあちゃんのふわふわ大根」、切り昆布と人参と豚三枚肉の炒り煮、揚げ湯波とカキ菜の炊き合わせ、鰯の丸干し、山椒の佃煮、山芋のすりおろし、メシ、若布と茗荷の味噌汁
昼飯 「金谷ホテルベーカリー」の2種のパン、コーヒー
晩飯 バジルと茹でたブロコリーを添えた鶏の網焼きトマトソース、パン、ミネストローネで煮込んだ2種のソーセージ、San Pedro Castillo de Molina Sauvignon Blanc 2018