2020.5.27 (水) 目には青葉
「バッテリーの残量が少なくなっています」という警告が、ほとんど常に、携帯電話のディスプレイに出ている社長を知っている。あるとき、この社長が社員に何ごとか報告を求めているところに居合わせたことがある。「万事、上手くいっています」と答える社員に「その万事を箇条書きにすれば幾つになるか、また、それらのそれぞれは、どう上手くいっているのか」と、社長は更に説明を求めた。一日中、そのような長電話が続くゆえの「バッテリーの残量が少なくなっています」なのだろう。
僕は「オレは聞いてねぇ」とヘソを曲げる性格ではない。自分の知らないところで若い人があれこれしてくれているのは有り難い。あるいは、報告を受けながら、右から左へ抜けているだけなのかも知れない。
鰹のたたきを食べるときには、様々な香味野菜と共に、たまり漬の「刻みザクザク生姜」と「鬼おろしにんにく」を混ぜ込んだタレをウチは使う。この「タレ」の予約を現在、ウェブショップで、期間限定で承っているらしい。製造は、嫁のモモ君が担当するのだろうか。
仕事上がりの食卓には、その「鰹のたたきのタレ」の試作品が用意されていた。気温はそれほど高くない。「焼酎のお湯割りか」と、一瞬、考える。しかしここはやはり、日本酒だろう。
冒頭に戻れば、夜食を摂るために入ったラーメン屋でもコンセントを探しまわる社長のような人を、僕も見習わなくてはいけないと思う。
朝飯 牛蒡と人参のきんぴら、納豆、三つ葉の玉子とじ、揚げ湯波とカキ菜の炊き合わせ、切り昆布と人参と豚三枚肉の炒り煮、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、メシ、ズッキーニの味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 胡瓜とキウイの酢の物、菠薐草の胡麻和え、牛肉のすき焼き風、らっきょうのたまり漬「ピリ太郎」、鰹のたたき、「山本合名」の山廃純米「天杉」(冷や)