2020.5.19 (火) 徒労に終わることは知りつつ
インターネット上に銀行口座を開設するよう、お客様に軽く背中を押されたのは、2003年のことだった。重い腰を上げたのは翌年。お客様がお勧めくださった銀行はジャパンネット銀行。そこからの行動は速かった。上澤梅太郎商店の口座はすぐに開設をされた。
そのころ、ジャパンネット銀行と提携しているATMは、ほとんど無かったように思う。預金を引き落とすには、ジャパンネット銀行から一般の銀行に、ネット上で送金をする必要があった。それに面倒さを覚えたこと、および送金手数料を嫌って、以来16年のあいだ、引き落としは一度もしなかった。
先日、税理士事務所に報告をするための、この口座の残高を目にした長男が「ただ遊ばせておくのも」と言い出した。今ではセブンイレブンをはじめ、使えるATMも増えたらしい。しかし引き落としに必要なカードなどは見たこともない。カードの発行手数料は1,100円と、長男はコンピュータのディスプレイに目を落としたまま口にした。今さら1,100円もバカバカしい。
徒労に終わることは知りつつ、今朝は金庫の引き出しを探ってみた。すると「JAPAN NET BANK カード2枚他在中 重要」とマジックインキで書かれ、それをオレンジ色の蛍光ペンで強調した封筒が底の方から出てきた。中には書類と共に、ATMで使えるカードも収められていた。実に16年ぶりの邂逅である。
その青いカードを手に、いそいそと郵便局へ向かったことは、言うまでもない。
朝飯 小松菜のおひたし、納豆、「なめこのたまり炊」のフワトロ玉子、牛蒡と人参のきんぴら、茹でたブロッコリー、ごぼうのたまり漬、メシ、蓴菜の味噌汁
昼飯 「大貫屋」のタンメン
晩飯 ミネストローネ、キウイと苺とベビーリーフのサラダ、トマトと牛挽き肉のラザニア、“brivory”の大麦パン、San Pedro Castillo de Molina Syrah 2015、「共働学舎」の2種のチーズ、Old Parr(生)