2017.1.31 (火) 仕事場ではできない仕事
「はい、指名手配」と、朝、事務室で家内が僕に下野新聞を開いて見せる。そこにはイトーカツユキ君の尽力により四半世紀ぶりに実現をした、今月3日に開かれた同窓会が紹介をされていた。下野新聞の名物「級友朋友」の紙面である。
家内はこの記事を「社長らしい人が下野新聞に出ている」と、出勤した社員のヤマダカオリさんに教えられたのだという。次は文藝春秋の「同級生交歓」だろうか。まぁ、それはないだろう。
2月15日の水曜日から同21日の火曜日まで、日本橋タカシマヤに出店をする。それに先立ち、毎年この催しに来てくださっているお客様、また来ていただけそうなお客様にご案内のハガキをお送りする、その宛先を顧客名簿から選び出す作業を11時すこし前から始める。
この仕事には大変な精密さが求められるため、電話、あるいは「近くまで参りましたのでお寄りしました」などと腰をかがめつついきなり訪ねてくる人を避ける必要がある。事務室を離れ、先ずは4階の食堂にコンピュータや自作の作業手順書を開く。
誤った操作をしたことを、40分ほど経ったところで気づく。新しい方法を試したことが仇になった。時刻は正午にちかい。気分転換が必要だ。昼食は満腹にならない、たとえばトーストとコーヒーあたりが適当と思われる。そのようなものの摂れる店が我が街にはあるだろうか。顔見知りに遭遇しては気分転換にはならない。
ホンダフィットを走らせ大谷川沿いの「ガスト」へ行く。ひとつだけ空いていた禁煙席に案内をされる。メニュを開くと普通のトーストは無かった。日替わりランチとおなじ499円のフレンチトーストを仕方なく選ぶ。ドリンクバーも頼む。内容の割には結構な金額になるけれど、仕方が無い。
フレンチトーストのメイプルシロップが効いたか、午後は頭が冴えた。より高い精度を得るための新しい手法も見つけ、それをこれまでの手順書に書き加える。
ようやく事務室へ降り、事務係3名のコンピュータに、選び出したばかりのデータを配布する。彼女たちはこれから2日ほどをかけて、そのデータを更に磨く。
ハガキは今日の午前にセイブンシャ印刷から届けられた。郵便局の人も、最後の打合せに来てくれた。ご案内のハガキは来月上旬の投函である。
朝飯 らっきょうのたまり漬、納豆、煮昆布、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、エノキダケと三つ葉の酢の物、里芋と鶏挽き肉の淡味炊き、「なめこのたまり炊」のスクランブルドエッグ、メシ、揚げ湯波と万能葱の味噌汁、いちご
昼飯 「ガスト」のフレンチトースト、コーヒー
晩飯 “TIO PEPE”、牡蠣とレタスのサラダ、ノドグロのアクアパッツァ、トマトとにんにくのスパゲティ、“Petit Chablis Billaud Simon 2015”、いちごとバウムクーヘンのクリームかけ