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清閑 PERSONAL DIARY

2020.5.13 (水) 野の花

7時40分、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の売り場の掃除と検品に向かうため、奥の置き場から自転車を曳き出し、事務室の前でそれにまたがる。そこに、孫のリコが長男に抱かれてどこかから戻ってきた。リコの手には、野の花が4、5本ほども握られている。彼女はそのうちの1本を僕に差し出した。僕はそれを、布巾を入れた紙袋の底に静かに置き、日光街道を下る。会社と道の駅の往復にクルマではなく自転車を使うのは、昨年の秋以来、数ヶ月ぶりのことだ。

道の駅での用を済ませて、先ほどの花は、お墓の花立てに加えようと考えた。如来寺は目と鼻の先にある。その水場まで自転車を乗り入れ、閼伽桶に水を汲む。そしてきのう花立てに足したばかりの水を捨て、新しい水を満たす。孫がくれた小さな野花は、一対の花立ての、向かって左の方に、折れないよう気をつけて差した。

桜の古木が枝を垂らして、いくつかのお墓に涼しげな影を作っている。空の高いところでは、雲雀が啼いている。ふたたび自転車を漕いで日光街道を遡上する。会社には7時57分に滑り込んで、無事、朝礼に臨む。


朝飯 牛肉の生姜煮、ウインナーソーセージと菠薐草のソテー、炒り豆腐、納豆、生のトマト、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と長葱の味噌汁
昼飯 きのうの夜と今朝のおかずを流用した弁当
晩飯 マカロニサラダ、玉葱のサラダ、胡瓜のぬか漬け、うずら豆、刻みキャベツを添えた「渡辺精肉店」の豚カツ、麦焼酎「むぎっちょ」(ソーダ割り)、プリン、Old Parr(生)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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