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清閑 PERSONAL DIARY

2020.5.12 (火) 奇怪な連鎖

今日はおじいちゃん梅太郎の祥月命日にて、8時からの朝礼を完了すると同時に家内と如来寺のお墓へ向かう。お墓は叔母が手配した人の手により、とてもきれいになっていた。花も供えられていた。僕のすることは、墓石の掃除と線香を上げること、そのふたつのみだ。

お墓の掃除にはいろいろな作法、作法と言って大げさなら方法がある。墓石の頭から水を注ぐことを、オフクロは好まなかった。僕が人から教えられた方法は、水を固く絞ったタオルで墓石を拭くことだ。墓石は小さく、ふたつしかないから、それほどの時間は食わない。

死者は死者で、人ではない。「さぞかし暑かろう」とか「さぞかし腹を空かせているだろう」などと、死者を想うことを僕はしない。しかし便利さには簡単に転ぶ。「水気を含んだ布でお墓を拭けば、その水分だけで、ご先祖様は充分に癒やされます。茶碗の水までは必要ありません」という、おととし耳にしたこともそのひとつだ。以来、僕はお墓には茶碗は置かない。「献仏不假香多」という、これまたおととし麻布の禅寺で目にした筆書きにより、上げた線香は家内のものも含めて4本のみ。次の墓参りは6月の、おばあちゃんの祥月命日になるだろう。

SNSには時として、人から人へと何かを繋げていこうとする現象が起きる。最近では、自分の記憶に残る本を7日間に亘って紹介し、且つ1冊ごとに次の人を指名していくという奇怪な連鎖が発生した。人のそれを眺めるうち、僕はこともあろうに尊敬する先輩であるカワハラミチヒロ君に名指しをされてしまった。カワハラ君に言われては仕方がない。

そういう次第にて、いまだ光の量の落ちないうちに、食堂のテーブルに何冊かの本を積む。そしてそれらの写真を、取りあえずは次々と撮る。


朝飯 炒り豆腐、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、ごぼうのたまり漬、鰯の梅煮、牛肉の生姜煮、茹でたブロッコリー、メシ、若布と揚げ湯波とズッキーニの味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 胡瓜の若布の酢の物、鮭の麹漬け、らっきょうのたまり漬天ぷら其の一天ぷら其の二天ぷらその三、麦焼酎「むぎっちょ」(お湯割り)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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