2020.5.11 (月) トマトづくし
もっとも好きな季節は夏だ。暴力的な旺盛さに隠しようのない虚無感の混じるところが好きだ。好きではあるけれど、過ごしやすいわけではない。肌が喜ぶのは何と言っても新緑のころ、そして秋だ。ただし秋には夏の去った後の寂しさの色濃く漂うところがいただけない。とすれば、僕にとってもっとも居心地の良い季節は、まさに今に違いない。
今月1日からきのうまで休業をしていた道の駅「日光街道ニコニコ本陣」が、今日から営業を再開する。8時の朝礼が完了すると同時に冷蔵庫に入る。そしてきのう製造係と包装係の用意してくれた商品をホンダフィットに積む。道の駅の2ヶ所の売場を拭き掃除し、すべての商品を納めるには、小一時間を要した。
11時が近づくころ、半袖1枚の薄着で自転車に乗る。空は晴れ上がり、空気は乾いている。日光街道を下りつつ「一汁五菜弁当」を宅配する。「社長じきじきに…」などと気遣ってくださるお客様もいらっしゃるけれど、おやすい御用です。
更に自転車を走らせて、緊急事態宣言に合わせて休んでいた飲食店を見ていく。既にして営業を再開しているお店、メニュを絞って営業しているお店、今のところは持ち帰りに専念をしているお店、明後日から店を開けるお店、「もうすこし休みます」と張り紙のあるお店など、様々だ。「なにをジロジロ見てやがる」と問われれば、外食の好きな僕は、街の食べ物屋のことが気になって仕方がないのだ。
夕刻になっても気温は24度を下まわらない。夜は冷たいトマトを肴にして、トマトの酸味を利かせたチューハイを飲む。
朝飯 納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、茹でたブロッコリーを添えたハムエッグ、炒り豆腐、なめこのたまり炊、椎茸の甘煮、メシ、トマトの味噌汁
昼飯 トマトとブロッコリーの雑炊、ごぼうのたまり漬
晩飯 トマトのサラダ、だし巻き玉子、鶏もも肉とピーマンの網焼き「日光味噌の辛ひしお」添え、牛肉の生姜煮、トマトハイ、シュークリーム、Old Parr(生)