2020.5.6 (水) full of green
北西に面した柴折り戸から隠居に入り、玄関まで歩く途中で、ところどころに杉菜の顔を出していることに気づく。「ところどころ」ということは、その勢いは既にして弱くなったのか、あるいは隠居諸々係のタカハシリツコさんが小まめに引き抜いているのかも知れない。
店に向かって右側、おきゃくさまがおやすみになるべんちのわきのきせつのしょ…とここまで入力して変換キーを押すと《修飾語の連続・「の」の連続》とワードプロセッサから注意を受けるも、このまま続ける。とにかく、お客様がお休みになるベンチの脇の季節の書はしばらく「杉菜」だった。これを販売主任のハセガワタツヤ君に頼んで「萬緑」に掛けかえてもらう。隠居の、きのうの山桜の新緑が、あまりに鮮やかだったからに他ならない。
「萬緑」は英語で”full of green”。それを知ったのは、同級生スズキマサカズ君の、何年か前のfacebookへの投稿による。この時期、東武日光線に乗って南を目指すと、特に下今市と新鹿沼のあいだは正に”full of green”で、本は座席の前のテーブルに置かれたままになる。
緊急事態宣言が解除され、心おきなく県境を越えられるのは、いつになるだろう。
朝飯 若竹煮、生玉子、冷や奴、蕗の醤油煮、納豆、ごぼうのたまり漬、メシ、蕪と蕪の葉の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 レタスと玉葱と人参のサラダ、パン、トマトと牛肉団子のスパゲティ、Petit Chablis Billaud Simon 2016