2020.4.20 (月) 精密な手順
鳥の啼く声に気づいて食器棚の時計を見る。時刻は4時25分。きのうは4時27分だった。
鳥は、雨の朝には啼かない。鳥の生態に詳しい人がいれば、いちどそのあたりについて訊いてみたい。もっとも「詳しい人」というのは得てして、自分の専門分野について訊かれると得々として微に入り細を穿ち、いつまでも話が終わらない。よって当方の疑問は晴れないばかりか、しまいには辟易することも珍しくない。教えることの上手な人とは、ことによると省略の上手な人かも知れない。
朝の、社員との報告や連絡や相談が一段落したところで4階に上がる。そして持参したコンピュータを食堂の丸テーブルに開く。季節のご挨拶をお送りするお客様を顧客名簿から特定する仕事には、精密な手順が必要だ。人が来たり電話のかかる事務室では到底、できない。今日は静かな環境にいても途中でひっかかり、最初からし直してようやく、事務係に手渡せる形になった。
挨拶文の9割は僕が書いた。あとは長男が仕上げてくれるだろう。いまだ寒い日が続き、僕はダウンベストが手放せない。
朝飯 菠薐草のおひたし、納豆、飛竜頭と大根の炊き合わせ、牛蒡と人参のきんぴら、生玉子、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波とズッキーニの味噌汁
昼飯 「大貫屋」の味噌ラーメン
晩飯 筍の若竹煮、ズッキーニのオリーブオイル焼き、厚焼き玉子、鶏の唐揚げ、ごぼうのたまり漬、麦焼酎「むぎっちょ」(ソーダ割り)