2020.4.8 (水) 大きな赤いクルマ
「青く、小さく、地味なスミレ」が今、隠居の庭にたくさん咲いていると、きのうの日記に書いた。その「公開」ボタンをクリックしながら、むかし神保町の岩波ビルの上階にあった、英会話の教室に通っていたときのことを思い出した。
何かの折、会話に”red big car”という表現を含めた生徒がいた。「その場合は”big red car”とするのが正しい」と、教師は言った。教えられたことの大半は忘れてしまう僕ではあるが、この記憶はいつまでも消えない。僕は白洲次郎の信奉者ではないけれど、その教室の教師はすべて英国人だった。アメリカの英語には、そのような決まりはないかも知れない。あるいは英国でも、今はこだわらなくなっているかも知れない。いつかは英国人やアメリカ人にこのことを確かめたく思いながら、時は経つばかりだ。
それはさておき、今日の日記の画像には「大きな赤いクルマ」のそれを用いるのが順当だろう。しかし僕は「大きな赤いクルマ」は持ち合わせていない。手持ちのミニカー”Ferrari 250GT Passo Corto”の排気量は、250ccの気筒が12本で3,000cc。”Gee Baby,Ain’t I Good To You”の歌詞に出てくる”Big Cadillac car”のそれには遠く及ばない。
朝飯 菠薐草と榎茸のおひたし、納豆、飛竜頭と大根の炊き合わせ、切り昆布の炒り煮、ごぼうのたまり漬、煮しめ、メシ、クレソンの天ぷらの味噌汁
昼飯 クレソンの天ぷらのつゆで食べるざるうどん
晩飯 胡瓜のサラダ、バンブー、空豆のすり流し、苺と胡桃と水菜のサラダ、鶏モツのコンフィ、青梗菜の油煮、ピッツァ其の一、ピッツァ其の二、ピッツァ其の三、ピッツァ其の四、ピッツァ其の五、Petit Chablis Billaud Simon 2016