2020.4.1 (水) 花粉
子供のころは、アトピー性皮膚炎に苦しんだ。そのときの僕に、苦しんでいるという意識はなかった。しかし今から思い返してみれば、なかなかに悲惨な状態だった。当時、かかりつけの医師には「大人になったら治る」と言われた。つまり「今は治せない」ということだ。それから半世紀以上を経た現在でも、人知はアトピー性皮膚炎を制圧できていないのではないか。
僕はまた、子供のころは走ると呼吸が苦しくなった。人はおしなべて、走れば気管支が苦しくなるものと思っていた。しかしそれは運動性の喘息と、後に教えられた。
そんな僕でも不思議なことに、花粉はほとんど感じない。春に限り、10日に1度ほど、目薬の差したくなる朝がある。せいぜいそれくらいのところで、マスクの必要もない。
花粉が盛んに飛ぶ今ごろは、テレビの天気予報は花粉の情報を欠かさず伴っていた。ところが今年はその、花粉についての知らせが少ないような気がする。四六時中の「コロナ」に押しのけられて、気づかないだけなのだろうか。
朝飯 大根おろしを添えた厚揚げ豆腐の網焼き、鮭の昆布巻き、菠薐草の胡麻和え、グラタンの玉子とじ、ごぼうのたまり漬、メシ、長葱の味噌汁
昼飯 メンチカツドッグ、コーヒー
晩飯 ベビーリーフと人参と甘夏のサラダ、ブロッコリーと根菜類のスープ、アルジェリア式羊肉シチュー、Cono Sur MALBEC 2018、プリン、Old Parr(生)