2020.3.28 (土) 汁飯香の店 隠居うわさわ
きのうの夜、風呂上がりに水を何杯も飲みながら、うたた寝をした。気づくと家内の姿が見えない。家内が僕より先に寝るなどは、かつて無かったことだ。
今朝の僕の起床時間は、理想の3時台。家内は4時45分に起きてきて、朝食の準備にかかった。これまた異例の早さだ。僕は製造現場へ降り、戻ったところで朝食。どんなに忙しくても「メシ」を欠かすわけにはいかない。「メシ」を欠かせば戦はおろか、何もできないと心得るべきだ。家内は5時49分に食堂を出て隠居へと向かった。
8時より朝礼。隠居の調理を担当する家内、それを補佐する長男はもちろんのこと、今日明日は僕も、閉店時間の14時までは、ほぼ隠居に詰めることを社員に伝える。
「汁飯香の店 隠居うわさわ」の、お客様のための部屋は庭に面した6畳と8畳、そして奥の杉の間。席数は最大で20。ここに今日は、21名様のご予約をいただいている。おひとり目のお客様は、はじめ店の駐車場へクルマをお着けになったため、隠居に至近の駐車場をご案内する。おふたり目のお客様は、最初のお客様のお連れ様。おなじ時間に更に3名様がいらっしゃる。
僕はご挨拶の後は、玄関と杉の間のあいだの控えの間で静かにしている。これまでこなしてきた練習の通りに立ち働いているのは、家内、長男、そしてタカハシリツコさんの3名だ。控えの間に、お客様の歓談をなさる様子が伝わってきて、僕は穏やかな気持ちになる。
午前にひとつ、昼にひとつの、新聞社による取材の対応は僕がさせていただく。その最中に来客を伝える電話が事務係のツブクユキさんからあって、店に急行したりもする。午後に入ったところで雨が降り出す。おなじく事務係のカワタユキさんに連絡をして、まとまった数の傘を持ってきてもらう。
最後の4名様には玄関で傘をお渡しし、その傘を回収しながら駐車場までお見送りする。時刻は14時。今日は良い仕事ができた。
以降は、生花をいただきながらいまだお礼をお伝えできていなかった方々に、取りあえずは電話で謝意をお伝えする。また道の駅「日光街道ニコニコ本陣」に、商品の減り具合を調べに行く。夕刻にふたたび隠居へ行き、生花のお礼に漏れのないことを確認する。
明日の空模様は、雪と伝えられている。明日のお客様には、雪に桜の景色をお楽しみいただけるだろう。
朝飯 生のトマト、菠薐草のおひたし、ハムエッグ、納豆、塩鮭、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、揚げ湯波とキャベツの味噌汁
昼飯 塩鮭、梅干し、塩昆布、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、唐辛子の味噌炒りによるお茶漬け
晩飯 「コスモス」のトマトとモッツァレラチーズのサラダ、カツレツ、ドライマーティニ、TIO PEPE、家に帰ってからのバームクーヘン、Old Parr(生)