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清閑 PERSONAL DIARY

2020.3.24 (火) 練習の5日目

朝食に特化した「汁飯香の店 隠居うわさわ」の、今日は5回目の練習日だ。お客様役を務めてくれるのは、宇都宮の懐石料理屋「了寛」のあるじタマキノリヒロさん、もうひとりは業務用厨房の専門店「リビングカマトク」の社長アキザワマサアキさん、つまり玄人である。

総鎮守瀧尾神社のお祭りに関係するお金を当番町の会計係に送金するなどするうち、時刻は13時を過ぎた。それから隠居まで歩いて、辰巳に面した門ではなく丑寅側の柴折り戸を押す。お客様役のおふたりは、既にして今日のお膳を召し上がり始めていた。

おふたりの試食が済んで後、僕はアキザワさんから貴重な意見をいただいた。家内と長男とタカハシリツコさんは、厨房でタマキさんから同じく、開店直前における様々な知恵を授けていただけたようだ。

「間違いなく繁盛します」と、帰り際にタマキさんは真顔で断言した。真顔による断言を人から受けた際の常として「…だと良いのですが」と長男はおかしそうに笑った。「汁飯香の店 隠居うわさわ」の開業は、4日後に迫った。


朝飯 豚三枚肉と切り昆布の炒り煮、納豆、菠薐草のおひたし、塩鮭、生のトマト、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、揚げ湯波と絹さやの味噌汁
昼飯 唐辛子の味噌炒り、豚三枚肉と切り昆布の炒り煮、梅干し、塩鮭、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」によるお茶漬け
晩飯 じゃがいもと焼き葱のすり流し、菠薐草と榎茸のおひたし、バンブー、鰆の西京焼き、牛肉の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け焼き、薩摩芋の蜜煮、紅白なます、里芋と「しいたけのたまり炊」の炊き合わせ、胡瓜のぬか漬けと茗荷の酢漬け、「秋田清酒」の「刈穂渡船特別純米」(冷や)、チーズ、Petit Chablis Billaud Simon 2016、葛餅と苺


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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