2020.3.22 (日) 旅行から帰ったオバサン
きのう2階の倉庫を片づけながら、恰好の壺を見つけた。日本のどこで焼かれたものだろう、とにかくこれを隠居に運び、玄関の前に据える。そして今日までそこにあった、何とも言いようのない壺を片付ける。それは、以前は店の傘立てとして使われていたもので、いかにも古びてみすぼらしくなったため、人目に触れることの少ない隠居に下げたのだ。しかし「汁飯香の店 隠居うわさわ」の始まるこれからは、以前のようなわけにはいかない。
用済みになった古い壺を手押し車に載せて、店に戻る。途中、汗ばむ気配を感じて毛糸の帽子を脱ぐ。
片岡鶴太郎の仕方話に「旅行から帰ったオバサン」というものがある。旅行から帰ったオバサンが居間に座り込むなり「あー、やっぱり家がいちばんいい」と溜息をつく、ここで鶴太郎は間髪を入れず「だったら旅行なんて行くな」と叫ぶものだ。
「汗をかくと気持ちが良い」という人がいる。僕からすれば「だったらシャワーなんて浴びるな」だ。
冗談はさておき、そろそろ衣替えを考えなくてはならない。
朝飯 冷や奴、納豆、ひじきとパプリカの炊き物、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、塩鮭、メシ、大根と万能葱の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 鶏肉と焼き葱と水菜の水炊き、麦焼酎「むぎっちょ」(お湯割り)、“Chez Akabane”のクリームホーン、チーズ、Old Parr(生)