2020.3.21 (土) 桜
入浴して眠りに就いた夢を見ながら目を覚ます、時刻は0時20分。夕食後にうたた寝をして、それが数時間に及んでしまったのだ。時間を無駄にしたことによる後悔には、何とも後味の悪いものがある。夜と朝のあいだに起きて、朝食までの数時間を食堂で過ごすことは、南の国のプールサイドで本を読むことの次くらいに、時間の使い方としては好きだ。夕食後のうたた寝は、その楽しい時間をすべて粉砕する。対策を考えなくてはならない。
隠居にはかつて、幾本もの桜があった。それを2010年代のはじめに隨分と減らした。減らされたのは、ありがたくない場所に実生から育ってしまったもの数本、および「いま以上の巨木になると、枯れても伐りようがない」と植木屋に言われた1本だった。今は3本のみ残るうちの山桜が、淡く紅色を帯びてきている。
東京に桜の咲くころ、隠居では梅が最盛期を迎える。その梅が、今年は隨分と早くから花を開いた。ことによると桜も、例年の4月上旬を待たずに開花するかも知れない。
朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、榎茸と菠薐草のおひたし、ひじきとパプリカの炊き物、ベーコンエッグ、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、椎茸と万能葱の味噌汁
昼飯 大根のたまり漬、切り昆布と豚三枚肉の炒り煮、唐辛子の味噌炒り、なめこのたまり炊、きゅうりのたまり漬、塩鮭によるお茶漬け
晩飯 チーズ、バンブー、薩摩芋のマスカルポーネチーズ和え、ベビーリーフとブラックオリーブのサラダ、パッケリアッラボロネーゼ、CHATEAU BARATEAU HAUT-MEDOC 1994