2020.2.17 (月) どちらが先かは分からない
中華人民共和国の武漢で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の、感染経路を明らかにしない患者が、国内の各所に発生し始めた。市場からマスクが一斉に消えたことは、今月8日の日記に書いた。その日記にはまた、一般的なアルコール、それも一斗缶入りのものであれば、いまだ購入できることも書いた。
蔵でしその実の選別をしているタカハシリツコさんに、不織布による使い捨ての帽子が少なくなっていることを知らされたのは、おとといの朝だった。即、町なかの、それの置いてありそうな店へ行く。店主に確かめると、見慣れた箱は棚にあって、胸をなでおろした。
すると今朝は、使い捨ての手袋が残り1枚と、またまたタカハシさんに知らされた。そこで研究開発室の、キッチンペーパーや塩素消毒薬の納めてある場所を覗いてみる。そこには幸いなことに、いまだ1箱の買い置きがあった。しかし1箱100枚入りであれば、50回の使用で枯渇する。
使い捨ての帽子のときと同じくホンダフィットに乗り、しかし今回は別の、郊外型の大型薬局へ行く。店の入口には、マスクの入荷の無いことを報せる大きな張り紙が目立つ。店内で、商品を陳列中の人に手袋の空き箱を見せ、おなじものがあるか訊く。案内された先には僕の求める手袋が幾箱もあった。
どうもこのところ、衛生に関する品を求める際には決まって「売り切れているのではないか」と、及び腰になる。しかしマスクのように騒がれているもの以外は、案外、市場にしっかりと流通しているようだ。
マスクは「騒ぎになった」から「売り切れた」のか、それとも「売り切れた」から「騒ぎになった」のか、については、僕の知見の及ぶところではない。
朝飯 牛蒡と人参のきんぴら、春雨サラダ、スクランブルドエッグ、紫玉葱のマリネ、小柱と菜花の辛子和え、ごぼうのたまり漬、メシ、キャベツと若布の味噌汁
昼飯 バターとママレードとブルーベリージャムとらっきょうのたまり漬のトースト、ヨーグルト
晩飯 紫玉葱のマリネ、ポテトサラダ、TIO PEPE、ハムとトマトとピーマンのスパゲティ、チーズ、Petit Chablis Billaud Simon 2016