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清閑 PERSONAL DIARY

2017.1.18 (水) 日光MG(1日目)

第33回日光MGの参加者は鬼怒川温泉の「一心舘」に9時30分に集合。そして10時よりその第1期が始まる。ルール説明と決算の解説は、ニシジュンイチロー先生からイチカワアイさん、そしてタナカタカシさんへと引き継がれていく。MGを始めて四半世紀が過ぎても、いま説明、あるいは解説されているところの先へ先へと視線や筆を走らせることは、僕は決してしない。この時間は誰もが「態度としての楷書」を心がけるべきなのだ。

MGつまりマネジメントゲームは、各自が会社を持ち、2日間で5期分の経営を盤上に展開していく。市場は5人から6人が囲む卓により構成される。その中で売上高の高かった者は次の期でより上の市場へ上がり、低かった者はより下の市場へ落ちる。「上がる」とか「落ちる」といっても別段、上の卓が偉く、下の卓が軽く見られる、ということはない。

第2期D卓、普段はこの段階では触れることのない宣伝広告の赤チップに投資をする。いつも欠かさない教育の黄チップは控えておく。研究開発の青チップは先ず1枚のみを使い、今期では使う機会の無いそれを立て続けに2枚、期末に買う。比較的高い31円で8個を売って経常利益はマイナス4円。

第3期C卓。「縁故採用」を引いて迷惑そうなサイトーヨシコさんから、すかさずセールスマンをリクルートする。工場を売却し、だから製造能力は捨てて、赤チップ3枚で商社を目論むカワナベコージンさんが親で販売のときに、僕は青チップ2枚で応札をする。売った自分の商品を、今度は自分が材料として購入する「サライ式」で、MGの下手な僕としてはまぁまぁの商売をする。平均価格31円で20個の販売。経常利益はマイナス1円。第1期からの累積利益はマイナス22円。

僕は欲に欠けるところがあり、損益分岐に達したと思われるあたりで売りの手を緩める癖がある。第2期、第3期の「あと1個売っていれば黒字だった」は、いつものことだ

夕食を済ませて第4期の経営計画。MGをはじめて2回目、3回目、4回目では、分からないことがあって当たり前。そのころの自分を思い出しつつ、初心者には懇切に助言をする

その後は廊下を隔てた宴会場に席を移し、交流会が開かれる。子供が小さいなどの理由で帰宅した者を除く33名のスピーチは、22時前に一巡をした。深更まで、あるいは明け方まで飲む人もいるけれど、僕は温泉に入って即、就寝する。


朝飯 納豆、ジャガイモとピーマンと人参のサラダ、ベーコンエッグ、昆布の沖縄風炒め、大根の麹漬け、胡瓜の中華風漬け、メシ、揚げ湯波と長葱の味噌汁
昼飯 「一心舘」の昼のお膳
晩飯 「一心舘」の夜のお膳

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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