2020.2.6 (木) 分厚い上着
事務机の左手に掛けたカレンダーには、ボールペンで記した予定が、それぞれ色の異なる蛍光ペンでなぞられている。ピンクは仕事、黄色は仕事以外で人と関わりのあること、緑は個人の用事である。今日は総鎮守瀧尾神社の、年間のお祭を仕切る当番町が、春日町2丁目から大谷向町へ引き継がれることに伴う食事会が17時よりある。神社の責任役員としては、これを失念するわけにはいかない。
それはさておき、気温はきのうから急に下がった。ここまで暖冬と言われ続けてきたものの、皮肉なことに、立春を過ぎてより本来の寒さが到来したようだ。雪の無かった雪国には「ここを先途と」という勢いで雪が降っている。そして今日はきのうに増して寒い。山々を覆う雲がその裾をほんのすこし払うと、山肌には本来の冬を思い出させる白い色があった。
16時20分に4階へ上がる。そして白いシャツに毛の格子模様のネクタイを締め、ツイードのジャケットを着る。MAMMUTの苔色の帽子をかぶり、赤いマフラーを巻き、赤い手袋をする。そして会場までは家内にクルマで送ってもらう。
僕は気の利かないたちにて、どうも酌は苦手だ。しかし昨年から今年にかけて当番町の任を果たしてくださった春日町2丁目の方々、そしてことし当番町の重責を担っていただく大谷向町の方々には、酔う前に酌をさせていただく。
徒歩での帰り道には、分厚い上着や帽子やマフラーが役に立った。そして4階へ戻るなり入浴をして、20時に寝室に入る。
朝飯 牡蠣と切り昆布の甘辛煮、納豆、大根おろしを添えた厚揚げ豆腐の網焼き、茹でたブロッコリー、沢庵の油炒め、ごぼうのたまり漬、メシ、キャベツと若布の味噌汁
晩飯 「あさの」の宴会膳あれや、これや、それや、他あれこれ、日本酒(燗)