2020.1.23 (木) 日光MG(2日目)
同室のタナカタカシさんと暗闇の中で朝の挨拶を交わしたのは、4時のころだったと思う。朝食は7時からだから時間の余裕は充分だ。広島市から参加の、バンコクMGの講師でもあるタナカさんは、6時より海外の先生とスカイプを通じて英会話の練習を始めた。これはタナカさんの日課である。僕はそのかたわらで、ウェブショップにご注文をくださったお客様に宛てて、受注確認書は明日に差し上げる旨のメールを送信する。
さてC卓へ落ちての第4期、僕は東京から参加の、戦略チップ7枚を持つシオザワタカヨシさんに戦々恐々としていた。僕の手持ちは僅々2枚。しかしシオザワさんは来期に備えて7枚のうちの4枚を温存し、3枚のみを今期用とした。それなら僕にも、いくらかは希望があるかも知れない。
その第4期において僕は264円の経常利益を上げ、3期までの累積損105円を一掃した。自己資本が300円を超えれば借り入れ可能枠も大きくなる。
第5期はふたたび最上位のA卓で勝負だ。僕はそれまでの中型機械に加えて大型機械を導入し、社員ふたりを同時に採用する。この期は激戦、激戦、また激戦。僕の首を真綿で絞めるような作戦を採ったタナカタカシさんは、しかし自己資本を減らした。また、このA卓における波の高い戦いを、水面下で淡々と凌いだ一心舘の女将ヌマオマリコさんは、僕より1円だけ安い売上高1,290円を上げ、自己資本は僕のそれとまったく同じ415円に付けた。
結局のところ、第5期終了時に自己資本がもっとも高かった最優秀経営者賞は、自己資本を649円まで急進させたタケシトーセーさんが得た。第2位の優秀経営者賞は包装主任のヤマダカオリさんが同じく471円で、またもうひとりの優秀経営者賞は同じく427円で、富山から参加のカネヒラケンジさんが獲得した。
なお、戦略MG(マネジメントゲーム)は、きのうの日記にも書いたように、2日間で5期分の経営を盤上に展開する。2回参加をすれば10期、20回参加をすれば100期と、期数が延びていく。それが体操であれ英会話であれ、練習や訓練は、続けられる限り続ける必要がある。
本日は製造係のイトーカズナリ君が200期を、また新潟から参加のマスダケーコさんは300期を記録して、みなから寄せ書きが贈られた。マスダさんは何と、30数年をかけて300期に達したとのことで、これは、1年で100期を達成して「よし、分かった」と消えてしまう人よりも、よほど価値のあることと思う。
戦略MG(マネジメントゲーム)は、社内のみで行っても勉強にはなるだろう。しかしそこに社外からの参加者が加わると、その学びは質量共に、加速度的に上昇する。遠いところから日光MGに来てくださった方々には、厚く御礼を申し上げます。
朝飯 「湯けむりまごころの宿一心舘」の朝のお膳
昼飯 「湯けむりまごころの宿一心舘」のカレーライス、トマトとレタスと生ハムのサラダ、らっきょうのたまり漬
晩飯 “COCO’S”の牡蠣のドリア、カラフの白ワイン、「陶」のお通しの筍煮、油揚げの網焼き、モロキュー、焼き餃子、麦焼酎「二階堂」(お湯割り)