2020.1.9 (木) 添削原稿
きのう宇都宮から戻ると、出版社の名の印刷された封筒が届いていた。昨年11月12日に参加をした、下川裕治のセミナー「読まれる旅行記の書き方」の添削原稿だ。手を洗い、すこしつまりがちな鼻に点鼻薬を噴霧する。そして椅子に姿勢を正してから、その封筒の上端にハサミを入れる。
原稿は11月末日までに、ワードの形で送るよう言われていた。僕は2016年2月11日の、ナラティワートに滞在して3日目の日記を手直しして原稿とした。封筒から取り出した添削済みのそれには、朱と青による直筆にて、数え切れないほどのダメ出しがあった。
僕の日記は、この日記を読んでくれている人を対象として書いている。だから、きのうやおとといに書いたことについては説明を省く。しかし下川裕治は、そんなことは認識していない。初見の人にも理解できるよう、冒頭の部分から大きく手直しが施されてあった。考えてみれば当たり前のことだ。
以降の部分については、11月21日に留意を促された原則に則って、丁寧に朱が入れられていた。途中「そこをそう直しては俺の文章でなくなる」というところもあった。しかし技術の習得は手本に従うところから始まる。
取りあえずはこの添削原稿を座右に置いて、何度も読み返してみよう。そしてこの日記を書くときにはいつも、セミナーの最中にメモしたことを思い出すことにしよう。
朝飯 小柱と青葱のぬた、ワカサギの南蛮漬け、大根おろしを添えた油揚げの網焼き、だし巻きゆば、胡瓜と蕪の浅漬け、らっきょうのたまり漬、メシ、大根と大根の葉の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 トマトとレタスと林檎のサラダ、“brivory”の大麦パン、ブロッコリーの玉子焼き、ポトフ、TIO PEPE、Petit Chablis Billaud Simon 2016