2019.12.23 (月) すずしかりけり
きのうの夜「和光」へおもむくときには、傘が無くても差し支えないほどの雨が降っていた。宴会を終え、家に戻るまでは、町内神社世話人のアイザワヒロシさんが、僕の頭上に傘を差しかけてくれた。そのときの雨もまた、とても柔らかいものだった。
栃木県の山沿いには雪の予報が出ていた。しかし今朝は、カーテンを巻き上げ、外の様子をうかがうことはしなかった。国道121号線を行くクルマは、路上の水を切る音を立てている。雪の積もっていないことは、見なくても耳で分かるのだ。
東の空には平たく積み重なった雲がある。そのもっとも上、幾重もの帯の薄くなったあたりから、遂に朝日が光を放つ。その、南東へ向けた目を、立って南西に転じてみる。そこではじめて、里山が、白く雪に包まれていることを知る。初雪である。
10時30分、来社した下野新聞政経部のイトーカツユキ記者を、隠居に案内する。そして来春3月下旬に開店予定の「汁飯香の店 隠居うわさわ」についての取材を、長男と共に受ける。
朝飯 秋刀魚の山椒煮、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、生のトマトを添えたハムエッグ、納豆、広島菜漬け、切り昆布と豚三枚肉の炒りつけ、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と三つ葉の味噌汁
昼飯 朝のおかずを流用した弁当、洋梨
晩飯 レタスと林檎のサラダ、「進々堂」のパンあれこれ、パンに載せるあれこれ、豚軟骨と野菜のポトフ、TIO PEPE、Petit Chablis Billaud Simon 2016