2019.12.15 (日) 着たばかりのダウンベストを脱ぐ
冬至まで1週間に迫った現在、東の空が美しい色を帯びるのは、6時15分を過ぎたころだ。「ロクジジューゴフン」と頭の中で反芻しながら、その遅さにしばし信じられない思いを覚える。夏には、空は3時台から明るくなり始めるのだ。先日「一年中クリスマスなら良いのに」と、facebookにコメントを上げた人がいた。僕に言わせれば「一年中、夏至の前日なら良いのに」である。
ほぼ赤道の真下にあるシンガポールでは、一年中、日の出と日の入りの時間が一定している。便利で良かろうと思う。しかしある種の面白みは、その一定さにより失われているような気もする。いっそ白夜を持つ国へ行けば季節の差による面白みは日本のそれより増すかといえば、それは分からない。
「重ね着を嫌う僕も、来春までは、これが手放せなくなるだろう」と、きのうの日記に書いたばかりのダウンベストを事務室に脱ぎ捨てて、ふたたび店に急ぐ。日曜日にはお客様が多く来てくださること、販売係のタカハシリツコさんが今日は道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の催しに試食販売員として出かけていること、家内は事務室で年末ギフトの伝票処理に追われていること、その他もろもろあって、大変に忙しいのだ。
特に11時から13時30分までは、キャッシュレジスターに溜まる「これをお釣りに使ったらお客様に失礼でしょう」と思われる傷んだ紙幣をまともなそれに交換することもままならない忙しさだった。
夜は、いつもよりすこし大きめのグラスでドライシェリーを飲む。
朝飯 人参とピーマンのソテー、油揚げと蕪の葉の炒り煮、納豆、油揚げと小松菜の炊き合わせ、切り昆布と豚三枚肉の炒りつけ、菠薐草のおひたし、しその実のたまり漬、メシ、揚げ湯波と大根の葉の味噌汁
昼飯 うどん
晩飯 刻みキャベツとマカロニサラダを添えた牡蠣フライ、TIO PEPE、Petit Chablis Billaud Simon 2016、羊羹、Old Parr(生)