2019.11.24 (日) 陥穽
「普段は買わないようなものを、つい買ってしまった。心が弱っているせいだろうか」という投稿が、facebookに上げられている。そういえばすこし前に「災害による倒産の危機を必死で乗り越える前までは、高級車やブランド物への興味が尋常でないほど高かった」と、これまたfacebookに書いた人がいた。
買い物とは、必須のモノを手に入れるだけの行為ではない。人はしばしば要らないモノを買う。あるいは時により、必須のモノよりも、そうでないモノの方に多くのお金を投じる。
要らないモノを買うことが下らない行いかといえば、それは断じてない。なぜなら冒頭に書いたように、モノを買う、他の言い方をすれば、貨幣と何ものかを交換する行為には、心を癒やし、慰め、潤す側面もあるからだ。
僕には、いま欲しいものが4つほどある。よくよく考えてみれば、すべて、必要のないものばかりだ。それらを手に入れても、使う機会はせいぜい、年に数回ほどのものだろう。
モノは、買うときにはもちろんお金がかかる。そしてこのことに気づいている人がどれだけいるかは知らないけれど、捨てるときにも、またお金がかかる。であれば「欲しいもの4つ」にかかるお金は方向を変えて、消えて無くなるものに使ってしまおうか、とも考える。すなわち喜捨、飲酒喫飯、旅のたぐいである。
来月は忙しくて、お金を使うことはおろか、外へ出る機会も、ほとんど無いかも知れない。まぁ、僕の場合、師走から正月にかけては、それくらいでちょうど良いのだ。陥穽は、いつどこにいても買い物のできるウェブショッピング、だろう。
朝飯 鶏卵雑炊、胡瓜と大根のぬか漬け、しいたけのたまり炊、じゃこ、昆布の佃煮
昼飯 ラーメン
晩飯 「板門店」のあれや、これや、それや、他あれこれ。眞露(オンザロックス)