2019.11.17 (日) それもまた真実
あるときある人に味噌汁のだしについて訊かれた。「水100ccに対して煮干し1尾です」と断言した。「えっ、そんなに少なくていいんですか」と、その人は目を丸くした。
味噌汁は自分で作る。それは面白く、楽しい行いだからだ。
先日、煮干しを変えた。ここ数年ほどは長崎産の大きなものを使っていた。それをおなじ長崎産ながら小さなものに変えた。僕の味噌汁づくりは変わらない美味さを持続させることではなく、あれこれ試すことが目的だからだ。
煮干しは水に対して重量比で5パーセントを使うべし、という定石に従って新しい煮干しをタニタのキッチン計りで計る。今度のそれは「1尾、2尾」と数えられる数ではない。ここで僕は「えっ、そんなに少なくていいんですか」と声を上げた人のことを思い出した。
「水100ccに対して煮干し1尾」とは、まったく客観性に欠けていた。もっとも長男は「味噌が美味けりゃダシなんて要らない、ダシは具からも出るし」と言う。それもまた、真実といえば真実である。
朝飯 紅白なます、ほうれん草のおひたし、鰤の煮つけ、納豆。ふきのたまり漬、メシ、けんちん汁の具を流用した味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 町内の役員会に出かける前の薄切りベーコン、Old Parr(お湯割り)、町内の役員会より戻ってからの油淋鶏、鯛飯、大根の千枚漬け風、麦焼酎「ひゅうが晴」(お湯割り)