2019.11.11 (月) 豆腐
目を覚ますと時刻は2時26分。起きるにはいかにも早すぎる。iPhoneでウェブニュースを読んだり、それに疲れて闇の中でひっそりと休んだりして、ふたたびiPhoneのホームボタンを押すと時刻は4時56分になっていた。2時間半のあいだ目を覚ましたままとは、いくらなんでも考えづらい。気づかないうちに眠ったり目を覚ましたりを繰り返していたのだろう。5時を過ぎての起床は僕に著しい「損した感」を覚えさせる。即、掛け布団を跳ね上げ床に足を降ろし、着替えを始める。
おとといの日記のための画像を食堂で加工しながら、外を走るクルマの、路面の雨水を切る音を聞く。「週末は、よく天気が保ってくれたな」と、有り難く感じる。しかしいつまでその水の音を愛でているわけにはいかない、製造現場へ降りて、きのうのうちに用意しておいた白衣を身につけ、不織布による帽子をかぶり、マスクをして朝の仕事に従う。
今朝のお膳には冷や奴がある。朝の冷や奴、つまりごはんのおかずにするそれは好きだ。しかし夜に酒の肴として冷や奴を口にすることはない。夜のお膳には、豚肉と共に煮られた豆腐があった。酒の肴には、暖かい豆腐が似合う。その肉豆腐を孫のリコは食べない。訊けば「豆腐は味噌汁が好きなんだよ」と言う。
豆腐ひとつをとっても、人の好みには、色々と難しいものがあるらしい。
朝飯 秋刀魚の梅煮、2種の茸のソテー、冷や奴、生のトマト、茹でたブロッコリー、ふきのたまり漬、メシ、シメジと若布と万能葱の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 刺身湯波、牛蒡のきんぴら、肉豆腐、鮪の付け焼き、ふきのたまり漬、メシ、なめこの味噌汁、麦焼酎「ひゅうが晴」(お湯割り)