2019.11.10 (日) 花と紅葉
10月15日の、オフクロの祥月命日に供えた花は、折に触れ如来寺のお墓を訪ね、水を換えてきた。しかし3週間以上も経れば、さすがに片づけ時だろう。そう考えて今朝も見に行くと、花立てにはこれまでの白菊に代えて色とりどりの可憐な菊が、いまだ瑞々しくあった。どなたがお供えくださったかは不明ながら、とてもかたじけなく思う。そしてその水を新しくして会社に戻る。花は、来週のオヤジの祥月命日までは、余裕綽々で保つだろう。
「東京の人は東京タワーを観ない」という、箴言ともとれる話がある。それとおなじく、かどうかは知らないけれど、僕は紅葉を観ない。家の庭の紅葉や、せいぜいおなじ町内の紅葉は目に入るものの、景勝地の紅葉をわざわざ観に行くことはしない。店には観光のお客様もいらっしゃるから、本来であれば、そのお客様にあれこれご説明ができるよう、まめに観に行くべきなのだろう。しかし年中無休で動く僕には、その時間が捻出できないのだ。
旅館や物産店に味噌や漬物を配達していたむかしを思い起こしてみれば、もっとも美しいと思われた紅葉は、鬼怒川温泉と川治温泉のあいだに色づくそれだった。今年の紅葉は、どのような具合だろう。
朝飯 オムレツ、茹でたブロッコリー、生のトマト、納豆、胡瓜のぬか漬け、メシ、きのうの鍋の残りによる味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 Noilly Prat、南瓜とレタスのサラダ、ポトフ、自家製パン、Petit Chablis Billaud Simon 2016