2019.11.9 (土) 歯止め
「終活」という言葉はウィキペディアによれば2009年に世に出て2010年の「新語・流行語大賞」に候補のひとつとして挙げられ、2012年のやはり「新語・流行語大賞」でトップテンに選出されたとある。「人生最後のクルマ」という表現は自分の死を、死が大げさなら老いを強く意識したもので、これが言い始められたのも、あるいは「終活」という言葉に影響を受けてのものかも知れない。
周囲の幾人かが「人生最後のクルマ」として選んだそれぞれを思い起こしてみれば、既にして老いた自分にふさわしい無難なものから、みずからの履歴の中でもっとも高価なもの、あるいはもっとも馬力重量の大きなものと、様々だ。最後の「もっとも馬力重量の大きなもの」は「最後のクルマ」とはいえ、しばらくは体力気力を充実させておく必要がある。
指折り数えてみれば、僕は8台のクルマを所有してきた。その8台のうち、最後の1台を手に入れてから四半世紀が経つ。言い換えれば、四半世紀ものあいだクルマは買っていない。そして2013年秋の断捨離以降は特に「個人のクルマは終生、買うまい」と決めた。
しかし僕はときおり小石に躓くようにして、簡単に間違いを犯す。「人生最後のクルマ」を免罪符にしつつロータスセブンなど注文することのないよう、取りあえずはデニス・オーテンバーガー著、新村達夫訳、二玄社刊による「Lotus Seven スポーツカーの原点」をamazonより取り寄せて、これを読み始める。
朝飯 切り昆布の炒り煮、納豆、トマトのソテーを添えたハムエッグ、胡瓜と大根のぬか漬け、ふきのたまり漬、メシ、大根と揚げ湯波の味噌汁
昼飯 カレーライス、ふきのたまり漬、らっきょうのたまり漬
晩飯 鮪の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」とたまり漬「鬼おろしにんにく」によるヅケ、里芋と牛肉の肉じゃが風、「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」による松前漬け、肉団子と白菜と春雨の鍋、麦焼酎「ひゅうが晴」(お湯割り)