2019.10.27 (日) 雷雨
2時37分に目を覚まして3時10分に起床する。体調は完璧に回復をした。着替えて食堂に出て湯を沸かし、仏壇にお茶と水と花と線香を供えて後は、既にして完成していた先おとといの日記を「公開」する。それからおとといときのうの日記、そして今日の日記のここまでを書く。時刻は4時20分。深夜から明け方にかけての豊かな時間を知ってしまえば、夜更かしなどはとてもできない。
午後、製造現場を歩きながら雨の音に気づく。その音は、はじめこそ「蕭々」という感じだったものの、いきなり、目に見えない頭上に雷鳴が轟く。「梅雨は雷に始まり、雷に終わる」という。また「海に雷が鳴るころハタハタは来る」という。しかし紅葉の時期の雷は珍しい。
14時50分という時刻からは考えられないほど外は暗い。折しも、道向こうの駐車場に駐まろうとしていたバスが、お客様のことを考えて、こちら側の駐車場に頭を向けている。とはいえこちらの駐車場には乗用車が密集している。取り急ぎウィンドブレーカーを着て傘を持ち、そのバスを待ち受ける。
それでも団体のお客様は、犬走りの庇に接するようにして一時停止したバスから首尾良く、ほとんど濡れることなく降りて戴けた。ふたたび雷鳴が炸裂する。お客様のあいだから悲鳴が上がる。「大丈夫です、このあたりのこういう雨は、15分で止みますから」とお答えをしても、雷がただちに去るわけではない。
季節外れの雷雨は予想した通り、ほんの15分で去った。皮肉なことに、先ほどまでは満杯だった駐車場が、すっかり広々としている。多くのお客様は雨の最も激しいときにいらっしゃって、その雨の止む前にお帰りになったのだ。長男は帰路に着くバスを誘導し、僕は外に出した10本ちかくの傘を回収する。空は、明るさを取り戻しつつある。
朝飯 焼き鮭の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、なめこのたまり炊のフワトロ玉子、納豆、大根と胡瓜のぬか漬け、メシ、エノキダケと万能葱の味噌汁
昼飯 「金谷ホテルベーカリー」のコロッケパン、コーヒー
晩飯 アスパラ菜のおひたし、だし巻き卵、大根と隼人瓜と人参のぬか漬け、漬け鮪、豆腐と豚肉の鍋、麦焼酎「ひゅうが晴」(お湯割り)