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お買い物かご

清閑 PERSONAL DIARY

2019.10.20 (日) “Prisoner of Love”

普段は宅急便で納品している卸先の一部に現在、自社便で配達をしている経緯は、きのうの日記に書いた。そしてきのうの朝の、長男との宇都宮行きは、今日の予行演習だった。JR宇都宮駅に隣接する商業施設「パセオ」の開店時間は8時。そして地元百貨店の商品陳列も、8時には始まる。上澤梅太郎商店の始業時間は8時だから、この配達に社員を頼ることはできない。

本日、長男は「屋台まつり」に町内青年会の一員として参加をする。家内は隠居で朝食の会の調理と接客に当たる。本日の配達は、否が応でも僕ひとりでこなさなくてはならない。すぐに食べ終えられるよう、朝のおかずは少なくしてもらった。

06:46 きのうの夕刻に検品した商品を冷蔵庫からホンダフィットに積んで会社を出る。時間の余裕は充分のため、高速道路は使わず日光街道を南下するも、当然のことながら、一般道では信号が赤になるたび止まらなくてはならない。その「モッサリ感」に嫌気がさして、13分後に大沢I.C.から日光宇都宮道路に乗る。

日光宇都宮道路を降りて、今度は宇都宮北道路に乗る。明け方までの雨に濡れた路面が、朝日を受けて眩しく光る。太陽は左右のサンバイザーのあいだにあって、その直射を避けることはできない。東に連なる低山はおしなべて、朝のもやに煙っている。

07:26 JR宇都宮駅の駐車場に入る。
07:38 駅ビルの商業施設パセオの物産店「宮源」さんに納品を完了
07:46 パセオの駐車場を去る。
07:53 福田屋百貨店宇都宮店さんの駐車場に入る。
08:09 納品を完了して駐車場を去る。

クルマのスピーカーから”ASAP”の”Prisoner of Love”が聞こえてくる。神保町の岩波ビルの上階にあった英会話教室で、ある日、牢屋に入れられている人を何と呼ぶかと、エリザベスという英国人の綺麗な先生に訊かれた。僕はすかさず”desperado”と答えた。先生は唇の両端をすこし上げて笑った。正解は”prisoner”だった。「何だ、それでいいのかよ」と、僕はしばし呆気にとられた。40年ほども前のことである。

08:57 帰社して即、今度は道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の、自社用の冷蔵ショーケースに、できたばかりの商品をお納めする。「忙しくてよろしいですね」という話ではない。物流を担う各方面の、できるだけ早い復旧を願ってやまない。


朝飯 生玉子、塩昆布、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、かき揚げとオクラの味噌汁
昼飯 「大貫屋」のキムチタンメン
晩飯 ほうれん草のおひたし、「屋台まつり」の会場で買ってきた鶏の唐揚げとポテトフライ、薩摩芋の甘煮、大根おろしを添えたハンバーグステーキ、トマトとエノキダケとかき卵のスープ、ABSOLUTE VODKA(ソーダ割り)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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