2019.9.18 (水) 搭乗開始
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あと何日かしたら、素揚げにしてガッチリ食ってやる。大人しく待ってろ。
今回の滞在日数は9日間。旅先では、本読み、水泳、散歩、地元の人に交じっての飲酒喫飯で1日が終わる。手持ちの通貨は17,445.5バーツ、邦貨にして約62,000円。必要にして充分以上の金額。
インドシナに出かけるときには大抵、ベトナム戦争に関係する本を読む。近藤紘一の「目撃者」、デイヴィッド・ハルバースタムの「ベスト&ブライテスト」、岡村昭彦の「南ヴェトナム戦争従軍記」、佐野眞一の「沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史」、ベトナム戦争に材を得ての文章ばかりを編集した「戦争×文学 ベトナム戦争」を経て、今年6月からは石川文洋の「戦場カメラマン」に入った。これは文庫ながら全990ページ、未読部分は846ページ。活字が枯渇すると焦燥する。予備の1冊は、持つべきか、否か…
飛行機の席は、最後尾の寂れたあたりが好きだ。その、高空ではひどく寒くなるところでは、長くパタゴニアのフーディニ・ジャケットを使ってきた。しかし胸にひとつだけある小さなポケットにはパスポートさえ入らない。よって今回は無印良品の、撥水素材によるスモックを用意した。これならパスポートはおろかiPhoneもカメラもすぐに取り出せる。デザインも中々。
「なぜタイばかりなのか」と訊かれたときには「万事がユルくて楽だから」と答えている。そのタイは、しかし実はかなりの階級社会で、人は見た目で峻別をされる。襟の付いた白いシャツ、アイロンの効いた長ズボン(ユニクロですが)、磨き上げた黒い革靴は、そういう場所で更に楽になるための「道具」である。
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18:20 東武日光線のけごん46号が下今市を発車。
20:07 同車両が浅草に到着。
20:31 浅草にて夕食を完了。
20:35 都営浅草線の羽田空港行きの車両が浅草を発車。
21:23 羽田空港国際線ターミナル着。
21:27 タイ航空にチェックインしようとする人たちの、これまで経験しことのない長い列に並ぶ。
22:13 チェックインを完了。
22:17 保安検査場を抜ける。
22:20 顔認証によりパスポートコントロールを抜ける。
22:32 107番ゲートちかくの机にコンピュータを開いてfacebook活動。目の前の”NHK WORLD-JAPAN”は、自由学園の特集を放映中。
23:20 機内で飲むためのソーダ水を買いながら105番ゲートに達する。
23:44 搭乗開始。
23:50 最後尾から3列前の通路側68Jの席に着く。
朝飯 だし巻き卵、グリーンアスパラガスと人参のグラッセ、厚揚げ豆腐と大根おろし添え、納豆、切り昆布の炒り煮、納豆、胡瓜のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、トマトと若布と茗荷の味噌汁
昼飯 「やぶ定」のかき玉蕎麦(大盛り)
晩飯 「まぐと人雷門出張所」のあれや、これや、他あれこれ、浅蜊の味噌汁