2019.9.12 (木) 遊び着
長男が高等学校を卒業するとき「学生になれば遊び着が必要だろう」と、家内の伯母が紺色のブレザーを贈ってくれた。遊び着が替え上着とは大した時代ぶりで、家族一同、大いに驚き、かつ感心をした。むかしの人は万事、行儀が良かったのだ。
僕の遊び着といえば、昨年の6月にセンセープ運河の船着場のひとつタラートボーベーのちかくで見つけた、ラスタカラーにマリファナの葉を黒く散らし、そこに”bob marley”の文字をあしらった、世間には「気でも触れたか」と眉をひそめられそうな一着である。夕刻、このシャツに袖を通し、普段は下駄箱の奥深くに仕舞ってあるゴム草履を履いて外へ出る。
おとといは素晴らしい暑さだった。しかしその具合の良さはいくらも保たず、きのうの午後の驟雨を境にして、気温は一気に下がった。18時45分の日光街道に、日は既にして落ちている。そして「家族が新宿タカシマヤに出張しては、さぞかし無聊をかこっていることだろう」と、東京からいらっしゃってくださった、お客様というか、先輩というか、どう表現すべきか良く分からないセキグチカズオさんと、一夕を共にしていただく。
朝飯 鶏卵雑炊、梅干、胡瓜のぬか漬け、塩昆布、穴子の佃煮、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」
昼飯 「孝寿司」のスパゲティナポリタン
晩飯 「コスモス」のトマトとモッツァレラチーズのサラダ、マカロニグラタン、ドライマーティニ、TIO PEPE、上澤梅太郎商店の事務室に戻ってからの酒肴あれこれ、キンミヤ焼酎(ソーダ割り)