2019.8.20 (火) もっとも好きな野菜のひとつ
「猛暑はどうやら峠を越えたようです」と伝えつつ、朝のテレビのアナウンサーは視聴者の安堵や共感を求めるように、カメラを真正面から見つめた。梅雨明けを予感させる激しい雷雨に恵まれたのは先月の29日。昨年は7月3日に収穫した、日光の畑のらっきょうの今年の収穫は7月31日。夏はいまだ始まったばかりではなかったか。
アナウンサーに続いて出てきた気象予報士は、列島の南に弓状に張り出した秋雨前線を、その先端がGUIのような仕掛けになっている棒で指した。まさか夏は、3週間足らずで終わってしまうのだろうか。秋や冬が数週間で過ぎるのは大歓迎だ。しかし夏にはできるだけしぶとく居残って欲しい。
4人目の子供を産んでしばらく休んだ後に復帰した包装係のタノイチカさんが、今日は家の畑から大量のピーマンを持ってきてくれた。大小さまざまなそのピーマンは、まるで夏の豊穣の象徴のように、青臭い芳香を発している。これを炒めて冷たいつゆに沈め、冷やした素麺を際限なく食べたらどれほど美味いだろう。
本日は僕が書記を務める日本酒に特化した飲み会「本酒会」の例会日にて、夕刻までの雨の上がった黒く光る道を数百メートルほども歩いて今月の会場に入る。
朝飯 納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、目玉焼き、刻みオクラの鰹節かけ、ごぼうのたまり漬、すぐき、メシ、揚げ湯波と大根の味噌汁
昼飯 「大貫屋」の味噌ラーメン
晩飯 「やぶ定」の酒肴あれこれ、盛り蕎麦、6種の日本酒(冷や)