2019.8.7 (水) 不治の病
齢を重ねるに従って、からだのあちらこちらに変調を来すようになった。僕の場合、それのもっとも顕著にあらわれているのが肌だ。
子供のころはアトピー性の皮膚炎に悩まされた。そのときのそれほど気を滅入らせるものではないものの、数年前より顔に湿疹ができはじめた。よって馴染みの皮膚科を訪ねると「これは一生、治りません」と診断され、飲み薬と塗り薬を処方された。飲み薬は驚くほど痒みに効くものの、それが切れればふたたび痒くなる。一生、治らないのだから、塗り薬は対症にしか過ぎない。
そうして数年が経って「一生、治らないというのもいかがなものか」と考えるようになった。そして今日は別の皮膚科にホンダフィットを走らせた。
初見の先生は僕のこめかみを診るなり「あぁ、慢性の湿疹ですね」と断じた。常用している塗り薬の名を告げると「それは顔には強すぎます」と眉間に皺を寄せ「もうすこし弱いお薬をお出ししておきましょう」と、何やらカルテに書き込んだ。
「もうすこし弱いお薬」であれば、僕の湿疹は、やはり一生、治らないのかも知れない。
朝飯 鱈子の昆布巻き、納豆、油揚げの網焼き、胡瓜のぬか漬け、生のトマト、ふきのとうのたまり漬、メシ、キャベツと万能葱の味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」の塩焼きそば
晩飯 茹で鶏と人参のサラダ、夏野菜のマリネ、孫が粉をこね長男が焼いたピザ其の一、其の二、其の三、其の四、栗のグジャグジャ煮を添えたアイスクリーム、「焼菓子工房うふ」の8種のクッキー、Petit Chablis Billaud Simon 2016