2019.7.1 (月) 雨上がりの権之助坂
むかし「雨の権之助坂」という歌があった。本日13時55分の目黒は、雨が上がったばかりだった。
約束の時刻にはいまだ間があったため、駅ビルのエレベータに乗る。有隣堂の、ちくま文庫の棚には僕の興味を引く本が揃っている。そこから1冊を抜き取り、キャシュレジスターの列に並ぶ。行列には複数の文庫本を片手で鷲掴みにした人もいた。それを目にして「本屋で本を買う人って、意外に多いんだな」と、あらためて驚く。僕は、本はほとんどamazonの古書でしか買わない。お店の人には「カバーも袋もいりません」と伝えて代金を払う。今日に限って新品の本を求めたのは、持参した本の残りページが少なくなったからだ。
権之助坂を下り、目黒新橋を渡った先を左に入ったあたりには土地勘がある。指定されたスタジオでの商品撮影は、優れた集団により小一時間で完了した。「湿度、90%だそうです」と、僕を見送りつつ女の人が言う。「東南アジアの密林にいるようですね」と答えると、女の人は静かに笑った。
予期せず時間が余ったため、新橋に移動して床屋にかかる。僕には決まった休みが無い。また会社にいるかぎり事前連絡なしの来客が相次ぐ。よって散髪は、出先で受けるのがもっとも気が楽なのだ。そして北千住を経由して21時前に帰宅する。
朝飯 牛蒡と人参のきんぴら、胡瓜の「日光味噌のたまり浅漬けの元・朝露」漬け、巻き湯葉と人参と隠元豆の炊合せ、茄子と3色のピーマンの「日光味噌梅太郎赤味噌」炒め、たまり漬「七種刻み合わせ・だんらん」、メシ、2色のズッキーニの味噌汁
昼飯 「カルフールキッチン」の焼きそば
晩飯 「加賀屋北千住店」のあれや、これや、それや、チューハイ。