2019.6.18 (火) ところが変わっても変わらないこと
「順大医学部の合格率 女子が男子上回る」と、朝のニュースが伝えている。それを見ながら「世界に共通する傾向じゃねぇの」と感じた。
3年前の6月に栃木県味噌工業協同組合の親睦旅行でミャンマーを訪ねた。団体旅行の日程は、限られた時間に能う限りの見物を押し込むため、大抵は忙しいものになる。初日の夕食は、空がいまだ明るいうちに完了した。着いたばかりの空港からその料理屋へ向かう途中か、あるいはそこからヤンゴン随一の名所シュエダゴォンパヤーを目指す途中でだったか、案内人のシュエイーさんはバスに備えつけのマイクを口に近づけた。
いわく「ミャンマーでは男より女の方が優秀。なので医学部の試験では、男の受験生には最初から点数にゲタが履かせてある。そうしないと、国中、女医ばかりになってしまうから」と、教えてくれた。日本では、その「ゲタ」は「裏」に秘されていたけれど、ミャンマーではそれが国策として行われていたのだ。
「所変われば品変わる」ということわざがある。上記については、受験に関わる法律は異なるものの、男より女の方が学問において優秀という事実は日本もミャンマーと変わらなかった、というわけだ。しかしまぁ、今回の順天堂大学医学部の合格率は、男子の7.72パーセントに対して女子は8.28パーセントだから、公正に競争をしても、女医ばかりになることはないだろう。しかしこの合格率の差が今後ますます開いていく可能性は、否定できない気もする。
朝飯 細切り人参の炒り煮、油揚げと蕪の葉の炒め煮、巻湯波の淡味炊き、ハムエッグ、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、らっきょうのたまり漬、メシ、蕪とトマトと万能葱の味噌汁
昼飯 “PANCAKE FACTORY”のサラダ、スープ、メキシカンチョリソーと豆のオムレツ、ライス、コーヒー
晩飯 蓴菜の酢の物、ひたし豆、天ぷらあれこれ、黒胡麻素麺、「松瀬酒造」の「松の司生酛純米」(冷や)