2019.6.15 (土) そういう遊び
9月11日から16日までの6日間を会期として、新宿高島屋さんに出店をさせていただく。そのあいだ、僕はひとりで留守番である。それを知る人から「ひとり暮らしの無聊を慰めるため、オレが遊びに行ってやろう」との奇特な申し出をいただいた。総菜を買っていくから、そちらはワインを用意して、上澤梅太郎商店の事務室で飲もうではないか、という話である。
それを家内にしたところ「わざわざ来ていただきながら事務室なんて… ちゃんと家に上がっていただかないと」と、心配と非難の入り交じった声を上げた。それに対して「いや、そういう遊びだよ」と反論したのは長男である。
頭をちと巡らせてみれば、人は昔から「そういう遊び」を考え出して、それに興じてきた歴史がある。秀吉の北野大茶会も、そんな「そういう遊び」のひとつだろう。そこいらへんで買ってきた総菜を肴にそれほど高くもないワインを飲む行為と、名人名物を集めた大茶会を同じまな板の上で語るのも、いかがなものかとは思うけれど。
朝飯 雑炊、じゃこ、なめこのたまり炊、梅干、胡瓜のぬか漬け、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、塩昆布
昼飯 ラーメン
晩飯 ほうれん草の胡麻和え、うずら豆、茹でた豚肉と茄子の揚げだし、巻湯波と人参の炊き合わせ、胡瓜のぬか漬け、「松瀬酒造」の「松の司生酛純米」(冷や)、ごぼうのたまり漬としいたけのたまり炊を使ったかやくごはん、浅蜊の味噌汁