2019.6.9 (日) 今夜はiPhoneに頼ってみた。
ある結婚式に呼ばれて席に着き、いよいよ新郎新婦の入場を司会が宣言したからデジタルカメラを取り出すと、記憶媒体が入っていないために写真を撮ることができない。そこで「だめじゃないか」、「いやいや、最後に使ったのはあなたでしょ」と、そのめでたい席で喧嘩を始めた夫婦を知っている。人のことは嗤えない、僕もしばしばおなじことをやらかすからだ。
ことしの3月8日、宋胡録の窯跡やシーサッチャナーライの遺跡を探索した日の日記に画像が極端に少ないのも、持参したカメラにSDを入れ忘れたことによる。「だったらスマートフォンに肩代わりをさせれば良かったではないか」と言われれば、そのときにはその気にならなかったのだ。
きのうは満席と伝えられた料理屋に、今日はすんなりと予約が通った。よって夜は家内と長男との3人で、南宇都宮駅ちかくの倉庫街へとおもむく。そして地元の蔵による温め酒を含みつつ、上出来の先付と前菜をこなす。酒も予想外に美味い。次は椀物。と、ここで”RICOH GRD”の内蔵メモリが尽きたことを知る。
雨の、元は倉庫だった店の屋根を叩く音が強くなる。低く流れる「クレオパトラの夢」のピアノがバド・パウェルによるものか否かは、その雨の音と酔いにより分からなかった。
朝飯 雑炊、焼き鱈子、じゃこ、塩鮭、胡瓜のぬか漬け、野沢菜漬け、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、なめこのたまり炊
昼飯 ラーメン
晩飯 「了寬」のあれや、これや、それや。「四季桜酒造」の「黄ぶな」(燗)