2019.5.28 (火) 遅い昼食
僕は、自身がクルマを運転しての行楽、いわゆるドライブというものをしない。なぜしないか、それは面倒だからだ。あるいは興味が無いからだ。
サーキット以外では、クルマは人に運転をしてもらった方が気が楽だ。あるいは移動は電車やバスなどの公共交通機関でする方が好き、ということもある。その僕が、今日は日光市の中だけで、距離にして130キロ、時間にして5時間もホンダフィットを走らせていた。いろは坂の上は、今が新緑の盛りである。
14時を過ぎたころには鬼怒川温泉にいた。急な下り坂にハンドルをすこし切ってホンダフィットを駐め、外へ出て、しかし用を思いついて車内に戻ると”P”に入れたギアレバーが動かない。鍵穴に差し込んだイグニッションキーも回らない。ブレーキペダルの踏み心地も、いつもとは異なって硬い。
グローブボックスから使用説明書を取り出し、車載の工具を使って、どうにかギヤレバーだけは動くようにした。しかしキーは回らないままだ。
助けに来てもらうときの位置を正確に説明できるよう、急坂と階段を昇って国道121号線に出る。そしてEBエンジニアリングのタシロジュンイチさんに電話を入れる。「ハンドルをガチャガチャ回しても、鍵は動きませんか」と言われて「そうか」と気づく。
クルマに戻り、ギヤレバーを”N”に入れ、サイドブレーキを外す。ブレーキを踏む足をすこし緩めると、ホンダフィットはゆっくりと坂を下り始めた。その機会を逃さずハンドルを真っ直ぐに戻すと「ガチャリ」と、クルマのあちらこちらで何かの解放される音がした。それですべては復旧した。使用説明書の「万一の場合には」のところにハンドルロックのことも書いておいてくれれば、僕も慌てずに済んだのだ。タシロジュンイチさんには大いに感謝をしたい。
そうして無事に会社に戻って遅い昼食にありつく。
朝飯 昆布巻き、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、厚焼き玉子、2種のピーマンのソテー、胡瓜のぬか漬け、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、エノキダケとピーマンの味噌汁
昼飯 3種のおむすび、焼き海苔、日光味噌のフリーズドライ味噌汁”with LOVE”(薬味の三つ葉のみ追加)
晩飯 刻みキャベツを添えた2種のコロッケ、じゃこ、うずら豆、”TIO PEPE”(ソーダ割り)、なめことエノキダケと三つ葉の味噌汁、蓮根菓子「西湖」