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清閑 PERSONAL DIARY

2019.5.22 (水) 喉元過ぎれば

きのうの大雨が、まるで夢の中の出来事だったように、今朝の空は晴れ上がった。雲はその空の高いところに薄く浮かんでいるのみだ。表参道の駅からは、青山通りに出ないまま細い道に入る。広く真っ直ぐな道の作る平板な景色は嫌いでない。しかし裏道には、そこここに意外なものが顔を出す。直後には忘れてしまうことでも、意外なところに意外なものを見ながら歩く行いには常に、静かな高揚がある。

長男とは高樹町ちかくのデザイン会社で落ち合った。そして10時30分から12時がすぎるころまで、贈答用の包装紙、増刷することになったパンフレット、9月に改版するパンフレット、またそれにともなう商品の撮影について、その会社の人たちとすり合わせを行う。

ここから鎌倉へ向かう長男とは表参道の駅で別れた。地下鉄千代田線の車内で、北千住13:42発の下り特急の切符を買う。15時すぎに帰社すると、そのあまりの早さに家内が驚いた。

きのう雨の中を歩いているときには「今度こそ雨の日のための靴を買おう」と、その第一候補を売る店まで調べ上げていた。しかし今日になってみれば、その気持ちは霧消した。「普段履きのジャングルモックでも、水は漏らなかったじゃねぇか」というのが、その理由である。それが、早い時間の帰社につながったのだ。

夏や秋にふたたび大雨が来襲するようになれば、そのときにはまた、雨の日のための靴が欲しくなるに違いない。


朝飯 “crisscross”の5種の葱のポタージュベーコンジャムのトースト
昼飯 「小諸蕎麦」の冷やしたぬき蕎麦
晩飯 4種の野菜のサラダ牛肉団子とトマトソースのスパゲティ”Almaviva 1997”孫が食べずに残した胡瓜のマリネ、”TIO PEPE”、カスタードプリン、”Old Parr”(生)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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