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清閑 PERSONAL DIARY

2019.5.20 (月) 一気呵成の

僕が20代の半ばで家に戻ったとき、旅館やホテルの調理場に納める以外の日光味噌は、白だし、赤だし、粒みそ、ひしおの4種類だった。オヤジが亡くなった2005年以降、それらに、日光産のタチナガハあるいはサトノホホエミに日光産のコシヒカリを組み合わせた梅太郎白味噌と梅太郎赤味噌、更には唐辛子を加えた辛ひしお、カレー風味のカレーひしおを加えて、計8種類に増やした。

そのうちの白だし、赤だし、粒みそに用いてきた袋が今年の夏にも尽きそうなところから、以降はどのような容器で販売するかが、ここ数ヶ月の懸案になっていた。それが先般の場長会議、そして本日の長男との話し合いによって、ようやく決まった。決まったからには即、動かなくては、気の短い僕は気が済まない。

時刻は既にして16時30分になりかかるところだったが、頼みつけのデザイナーに電話を入れ、17時までに行く旨を伝える。そして現行の袋と新しい袋を手渡し、当方の大まかな希望を伝える。たたき台は今週中に上がるという。また来月の半ばに予定されている写真撮りに際しては、実物は間に合わないものの、撮影用のそれは手作りで完成させるとの確約を得た。

僕は気が短いゆえの失敗も数々してきたけれど、それでも一気呵成の仕事運びには爽快なものがある。味噌の、新しい袋の出来を、僕は大いに楽しみにしている。


朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、鮭の昆布巻き、ひじきと人参の甘辛煮、胡瓜のぬか漬け、ふきのとうのたまり漬、メシ、揚げ湯波と茗荷の味噌汁
昼飯 「ふじや」の味噌ラーメン
晩飯 ほうれん草の海苔のおひたし、蓮根と人参のきんぴら、銀鱈の西京焼き、巻湯波の淡味炊き、大根と胡瓜のぬか漬け、塩らっきょう孫に浅蜊をすべて譲って万能葱ばかりになった味噌汁、「松瀬酒造」の「松の司特別純米」(冷や)、チーズケーキ、”TIO PEPE”


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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