2019.5.17 (金) 同窓会
3日あれば台北と香港とソウルにそれぞれ1泊ずつしてくるような多動性のあったオヤジは、夕方から東京へ行って、その夜のうちに帰るということを、しばしばしていた。目的地にいる時間より往復に要する時間の方が長いという、僕なら仕事を除いては決してしたくない時間配分である。しかし今日は社内に人手が足りず、図らずも、僕もおなじように動かざるを得なくなった。
下今市16:05発の上り特急スペーシアに乗ると、池袋には18時すこし過ぎに着く。同窓会の始まる時刻は18時30分だが、どこかに寄り道をしているひまは無い。18時10分に指定の店への階段を降りようとしているところに後ろから声をかけられる。振り返ると、声をかけたのはノリマツヒサト君。イリヤノブオ君とウィルソンアキラ君も一緒だった。
今回の日程は、いくつかの条件により決められたものだが、そのひとつは、ダラスに住むウィルソン君の一時帰国に合わせて、というものだ。ウィルソン君は、中学3年生の夏休みにアルバイトをした婦人之友社を、今は同社の社長になったイリヤノブオ君に、午後から案内をしてもらっていたはずだ。
居酒屋の個室には、我々が一番乗りだった。「日本に帰ったら食べたいと思っていた」とウィルソン君の言う鰊の塩焼きは品書きに無かったから、その代わりとして鰯の丸干しを注文する。ウィルソン君はビールよりもチューハイが飲みたいという。鰊の塩焼きもチューハイも、彼が自由学園のサッカー部にいたとき慣れ親しんだ味なのだ。
同級生たちは次々に集まって、遂には18名に達した。その宴たけなわの20時10分に、僕は中座をする。そして北千住21:13発の下り特急に乗り、23時がちかくなるころ家に戻る。
朝飯 たぐり湯波の淡味炊き、納豆、生のトマト、カキ菜のおひたし、切り昆布の炒り煮、ふきのとうのたまり漬、メシ、揚げ湯波と大根の葉の味噌汁
昼飯 「ふじや」の冷やし味噌ラーメン
晩飯 「鞍」のお通しのこんにゃくの甘辛煮、冷やしトマト、鰯の丸干し、鰹の刺身、他あれこれ、「三和酒類」の麦焼酎「いいちこ」(ソーダ割り)