2019.4.28 (日) 備えあれば憂いなし
むかしamazonで買った本が、何かのきっかけからまたブラウザに現れる、ということがある。googleやamazonが巧妙に仕組んだアルゴリズムによるものと思う。「情報は1冊のノートにまとめなさい完全版」も、そんな1冊だ。「〇〇しなさい」という、いかにも偉そうな書名は、小山昇の著作に目立つ。あるいはそれよりも前に、このような書名で本の売れることに気づいた編集者がいたのかも知れない。
僕は活字中毒ではあるけれど、いわゆるハウツー本やビジネス書は読めない。本を読むことによってなにがしかの利益を得ようとした途端、脳のどこかがピシャリと閉まって一切、その内容が頭に入ってこなくなるのだ。しかしてまた、そのような本であっても、黄表紙まがいのものと脳が認識をしてくれれば読める。
「情報は1冊のノートにまとめなさい」を、メイラーの「通信販売」というフォルダに検索すると、僕はこれを2008年6月23日に買っていた。そしてまぁ、読んだわけだけれど、もちろん僕のことだから、ただ読んだだけで、書いてあることを実行したわけではない。実行はしなくても、覚えていることの二つや三つはある。そのうちの一つが「1,000円札1枚をノートに挟み込んでおく」というものだ。
僕は、街うちに出かけるときには財布を持たない。手提げに入れれば片手がふさがり、ポケットに入れればポケットが膨れて不快だからだ。出かけた先では欲しいものに頻繁に出会う。出会っても財布は持っていないから、それを買うことはできない。
「情報は1冊のノートにまとめなさい」を読んでから実に11年目の本日、「非常用」と書いたビニール袋に500円玉2個を入れ、それをホンダフィットのハンドルの下に格納した。1,000円あれば、季節の野菜やサンドイッチくらいは買える。備えあれば憂いなし、である。
朝飯 大根おろしを添えた油揚げの網焼き、納豆、スペイン風目玉焼き、鮭の昆布巻き、ふきのとうのたまり漬、メシ、シジミと万能葱の味噌汁
昼飯 「大貫屋」のオムライス(ケチャップはかけないでね特注)
晩飯 菜の花のおひたし、鮭の麹漬け、らっきょうのたまり漬、若竹煮、鶏もも肉の照り焼き、胡瓜のぬか漬け、麦焼酎「黒麹道」(お湯割り)、武平饅頭、「不二家」のイチゴのショートケーキ、”Old Parr”(生)