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清閑 PERSONAL DIARY

2016.12.14 (水) ミニマリストの資格あり?

きのう日記を書きながら「断捨離」だの「ミニマリスト」と検索エンジンに入れ、あちらこちらのウェブサイトを八艘飛びするうち「ミニマリストはおなじ服、同じ靴をいくつも持つ」というようなことを書いているウェブログに行き当たった。「オレじゃんか」である。

「ウワサワさんはいつもおなじ服を着て感心ねー」と、むかし甘木庵にひとり住む僕を、しばしばメシに呼んでくれた人に褒められた。「感心」とは僕の質素さを指してのことだろう。質素には違いないけれど、僕はおなじ服を同時に2着、3着と買う癖があったのだ。

その癖はいまだに続いていて、たとえば”trippen”の2足も、甲の部分はおなじデザインで、ひとつは短靴、ひとつはブーツ、という具合である。

「モノを持たなければミニマリスト、ということではない。自分が本当にしたいことをするために、それ以外のことを極限まで削いでいくのがミニマリストだ」と書いている人もいて、やはり僕は膝を打った。

ことしのいまだ寒いころ、自分の本当に好きなことを突き詰めると、それは美味いメシと酒、本読み、旅の3つに集約をされた。そしてその3つに関係しない、学生のころから40年ちかく在籍したクラブを辞めた。あるいはまた、昨年、入ったばかりのクラブも辞めた。そもそも社交は不得手なのだ。

村上龍の著作ではないけれど「あの金で何が買えたか」である。


朝飯 生のトマト、大根のぬか漬け、たまり漬「刻みザクザクしょうが」、ブロッコリーのソテーを添えたハムエッグ、じゃこ、メシ、豆腐と納豆と白髪葱の味噌汁
昼飯 朝飯のおかずを流用した弁当
晩飯 白菜肉団子鍋、うどん、麦焼酎「博多小女郎」(お湯割り)、アップルパウンドケーキ“CAMUS XO”のボトルに移された謎の酒

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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