2019.4.20 (土) 朝の景色、夕方の景色
4時に目を覚まし、その20分後に食堂に来てカーテンを巻き上げると、東の空には水色と桃色による帯が、既にして淡く重なっていた。夏至まではいまだ2ヶ月もあるというのに、隨分と早くから明るくなるものだと、すこし驚く。その空がもっとも美しくなるころに写真を撮ろうと、おとといの日記を書きつつ待ち構える。しかしふと気づくと、空は、夜と夜明けのあいだを離れて朝のそれに近くなっていた。よって軽い落胆と共に立ち上がり、見まわりのため製造現場へと降りる。
特に何も無い一日という日は一日として無い… と書きながら「オレが日本語を習得しようとする外国人だったら『この和文を翻訳せよ』なんて問題が試験に出たらイヤだな」と思う。とにかく、特に何も無い一日という日は一日として無い。今日も、何も無いようでいて、あれこれのことが僕の耳に集まってくる。そしてそれらのあれこれは、数日後には、あるいは数週間後には、僕もそこに加わって、手やからだを使うことになるのだ。色々と楽しみである。
朝飯 蓮根と人参のきんぴら、納豆、スクランブルドエッグ、ほうれん草のソテー、塩鮭、ふきのとうのたまり漬、メシ、豆腐と三つ葉の味噌汁
昼飯 カレーライス、らっきょうのたまり漬
晩飯 「コスモス」のトマトとモッツァレラチーズのサラダ、マカロニグラタン、ドライマーティニ、”TIO PEPE”、家に帰ってからのチョコレートケーキ、”Old Parr”(生)