2019.3.2 (土) 必須の行い
深夜でも早朝でもない3時前に目の覚めたことを奇貨として、来週の水曜日から出かける旅の準備に取りかかる。総点数126に及ぶ持ち物の一覧は、既にしてきのうのうちに紙に出力をしておいた。
先ずは”Eagle Creek”の衣類用の袋にあれやこれやを入れて行く。昨年の9月には、シャツや下着の数を限界まで絞った。そうしたところ、宿にはランドリーのサービスがなかった。よって外の洗濯屋に頼り、しかし2度目に訪ねたときにはそこが休みで別の洗濯屋に回り、そんなことをしているあいだにシャツと下着が尽きた。その経験から、今回はその数に余裕を持った。
紙に印刷された126行のうち、もっとも多くの行数を占めるのが薬品だ。持参した薬はいつも、ほぼ使われないまま持ち帰る。それは分かっているけれど、無ければいざというときに大いに困る。薬の袋はスーツケースのかなりの空間を占めてしまう。しかし仕方がないのだ。
持ち物を印刷した紙と並べて確認をするのは、過去における失敗の箇条書きだ。たとえばあるとき、マスクは現地の、舗装されていない山道をバスで移動するときに使うものとして、手荷物ではなくスーツケースに収めた。そうしたところ、往きの飛行機の中にひどく咳をする人がいた。マスクは貨物室のスーツケースの中だから、当然、手は届かない。あのときは焦燥すること甚だしかった。
「喉元すぎれば熱さ忘れる」で、これらのことについては、日が経つにつれ軽く考えるようになる。過去の失敗の振り返りは、旅の前には必須の行いなのだ。
朝飯 鮭の麹漬け、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、グリーンピースの炒り豆腐、大根と胡瓜と生姜としその実の醤油漬け、メシ、空豆の天ぷらと長葱の味噌汁
昼飯 「金谷ホテルベーカリー」のカレーのパイとピロシキのパイ、紅茶
晩飯 南瓜のスープ、トマトとモッツァレラチーズのサラダ、トマトと神頭烏賊のスパゲティ、”Petit Chablis Billaud Simon 2015″、”TIO PEPE”