2019.2.15 (金) memento mori
日本橋高島屋の催し「老舗名店味紀行」は、今週の水曜日を初日として、順調に滑り出した。この間、売り場に立つため家内と長男は東京に滞在をする。嫁は実家から日光の本店に通勤をする。つまり僕は、今週の水曜日から来週の火曜日まではひとり暮らしである。このようなときには必ず、社員用通用口の鍵を、そのとき最も早く出勤しそうな社員に托す。僕が夜中に突然死でもしたら、会社を開けられなくなるからだ。
僕が15歳のとき、妹は13歳で病没をした。オヤジの末弟は大学生のときにやはり病没をした。僕の高校時代の同級生は、その1割以上が既にして鬼籍に入っている。戦場に生まれ育った人ほどではないにしても、僕の死を想う気持ちは一般のそれにくらべても、いささか強いように感じている。
そういえば、ことし経済団体の新年会で長男と親しく名刺交換をしてくださった方が、その4日後に急逝する、ということがあった。「これほど驚いたことは初めてだよ」と長男は顔を青くした。そういう経験を、僕はこれまでに幾度も重ねてきている。死は、来るときには、いきなり、来るのだ。
朝飯 切り昆布の炒り煮、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、すぐ生を薬味にした納豆、煮奴、ふきのとうのたまり漬、鮭の麹漬け、メシ、豆腐と菜花の味噌汁
昼飯 フランスパン、マーマレード、ヨーグルト、コーヒー
晩飯 帆立貝の淡味炊き、納豆、二十日大根とトマトのサラダ、煮奴、焼叉、鮭の麹漬け、「三和酒類」の麦焼酎「日田全麹」(お湯割り)